こんにちは、阿木人です。
これから一人暮らしを始めたい方、色々と分からないことありますよね。「そもそも何から調べるの?」「どういうポイントがあるの?」そういった悩みを一つでも解決出来ればと思います。
そこで今回は一人暮らし初心者の方向けに、約2年に1回のペースで引っ越しをしている私の実体験からアドバイス的なものを書いていきたいと思います。
家を決めるまでの流れも追って説明していくので、ある程度ポイントの把握が出来ると思います。
「初めての部屋探しのポイント」住みたい部屋を探す方法
まずは部屋(家)を探す方法です。初めて部屋を探す方は、そもそもどうやって調べたら良いのか分からない方もいると思いますので、探し方から説明します。
- ネットで探す
- 実際に不動産会社へ行く
- 知人の紹介 など
大部分の方は、ネットで探してから不動産屋へ行くという手順になると思います。
ネットで不動産屋のホームページを見る
基本的にはまず最初にネットで調べると良いです。自分が住んでみたい都道府県、市町村で調べて行けば色々と情報が出てくると思います。「○○県 ○○市 賃貸」とかで検索すれば、該当する市町村の賃貸物件情報が一杯出てきます。あとはそこから条件等絞って、自分の希望に合う物件の目星を付けます。
ここで注意点、ネットにある情報だけで決めない方が良い、という事です。この物件良さそうだなーと何件か目星を付ける程度で構いません。不動産屋へ行くとネットには無かった情報があったり、内見(実際にその物件の中に入って色々見る事)をするとネットで見た時のイメージと違う事があるからです。というよりイメージ通りの方が少ないかも?
実際に不動産屋へ行く
ネットでざっと調べた後に結局は不動産屋へ行く事になります。契約時も行きますし。ただ、ネットで調べてなくても自分が借りたい物件がある市町村へ直接行き、見かけた不動産屋へ行くのもアリだと思います。
不動産屋へ行ってみると、ネットには出ていなかった物件情報が沢山あると思いますので、お店の方と話をしっかり詰めましょう。
※逆に、実際不動産屋へ行って外のガラス等に良さそうな物件の広告が貼ってあっても、本当は客引きの為のダミー広告だった、なんて話も聞いた事があります。
知人の紹介
まぁこれは不動産を管理している知り合いがいる方のみの探し方です。私はそういう知り合いはいませんので、紹介で引っ越した事は無いです。会社経由っていうのはあるんですけどね。その場合は選択肢がほぼありませんでした。知人の方であれば、結構詳しい情報もくれると思うので、しっかりと話を聞いてみましょう。
「初めての部屋探しのポイント」不動産屋へ行く時に気を付ける事
初めて不動産屋へ行くときって緊張しますよね。私は初めて行ったときは友達と一緒に行きました(ルームシェアをしようとしてたので)。一人で行っても家族と行っても友達と一緒に探しに行っても大丈夫だと思います。不動産屋での気を付けるポイントがちょっとだけあるのでそれを話したいと思います。
- 先に電話をした方が良い
- 服装について
- 条件のイメージを持とう
先に電話をした方が良い
物件を借りる、という事は基本的に自立した社会人として見られると思います。学生さんであればこれから社会人になる、という人もいるでしょう。そこで不動産屋へ行く時にはまず先に電話をしておくと良いです。そこできちんと敬語を使って話して「この人はちゃんとしている人だな」という印象を持ってもらうとちょっとその後の対応が良くなるかもしれません。
ちなみに電話で伝える内容は、賃貸物件を探している、いつぐらいに伺いたいが時間は空いているか、などです。あとは不動産屋の方が確認してくる内容に答えましょう。この時点で物件の簡単な条件を聞かれる事もあります。
それからそのお店の規模にもよりますが、せっかく直接行ったのに人手が足りなくて待たされる場合もあります(特に事前に電話連絡をしていなかった場合)。自分の予定との兼ね合いもありますが、なるべく電話は入れておいてお互い余裕を持って物件探しを出来た方が良いですね。
服装について
服装はスーツでもカジュアルな私服でも大丈夫です。ただし、清潔感は合った方が良いです。お店の方はきっちりとしたスーツで働いているのが普通なので、自分だけボロいジャージでいったりすると激しく浮いて後悔すると思います(まぁあんまりそういう人いないと思いますが)。
ある程度条件のイメージを持ってから行こう
これ大事です。自分の希望する家賃や条件、いつぐらいから入居したいのか等、ある程度イメージを固めてから行った方が良いです。ある程度というのは、実際物件情報を見ると自分が妥協できる点、絶対譲れない点が出てくるからです。あんまりガチガチに条件を決めてしまうと、かえって良さそうな他の物件が出てきた時に結構迷います。なので、ある程度条件を絞ってから、譲れない点、譲れる点を事前に決めておくと良いです。
「初めての部屋探しのポイント」一人暮らしの部屋の条件ってどんなのがあるの?
部屋を探す方法を書いてきました。では部屋の条件ってどんなものがあるのか、その内容を見ていきます。
不動産会社のホームページを見ると、大抵は物件の詳細検索で条件を指定して絞り込めます。そこでおおよその物件を絞り込み、目安を付けて不動産会社へ行くと良いです。
賃料
賃料:普通一か月単位で貸主に払う料金です。下限と上限を指定出来たりするので、自分の収入と相談しましょう。
共益費、管理費:賃料とは別で記載されている事があります。これも基本毎月支払うお金ですね。
礼金:借りる最初の時に物件のオーナー(大家)さんに支払うお金です。これは礼金無しか、家賃の1か月分とか2か月分とかの場合が多いです。敷金とは違って、礼金は後で返ってきません。
敷金:これも借りる最初の時に支払うお金です。ただし礼金とは違って、敷金は自分がいずれ退去する時に返ってきます。返ってきますが、大体は退去時にクリーニング代とか部屋の修繕費とか色んな名目で引かれます。退去時までの部屋の住み方(綺麗に使っていたかとか長年住んでいるかとか)によって返ってくる金額が多かったり、逆に敷金だけでは足りなくて追加でお金を取られる事もあります。
※敷金に関しては、結構酷い不動産屋も多いみたいで、経年劣化のものでも修繕費として取られたり、部屋のクリーニング代といって多額に取っていくくせに実際は大した作業をしていなかったり(以前、某有名全国チェーン店で爆発事故起こしたアレとか)、費用についてゴネたら安くなったり(説明に一貫性が無い)…など、結構トラブルがあるようなので気を付けて下さい。
専有面積、間取り
専有面積:物件の広さです。同じ間取りでも面積(部屋の広さ)が違う事があるので参考にしましょう。
間取り:1DKとか2LDKとか記載されています。一人暮らしならワンルーム以上2DK以下くらいで充分だと思います(人それぞれですが)。私の初一人暮らしは7.5畳くらいの中途半端な1Kでした。
間取りだけで決めず、同じ1DKでも6畳や8畳、ロフトの有無、キッチンやトイレの広さによって部屋全体の広さが違うので、必ず広さも確認しましょう。
建物の種類
アパート、マンション、一戸建てから選びます。アパートとマンションの明確な区別は無いそうですが、おおむねアパートは2階建て以下で木造か軽量鉄骨、マンションは3階建て以上で木造は無く鉄筋コンクリート、というものみたいです。アパートの方が賃料が安く、マンションは防音性やセキュリティ面に優れているものが多い、という特徴があります。
駅から何分か
最寄りの駅から徒歩で何分くらいかかるかです。これは1分あたり80メートルの速度で歩く想定なので、途中に横断歩道や坂道などがあると表記とはずれます。大体の目安ですね。
築年数
その物件を建築してから何年経過しているかです。耐震基準というものがあり、1981年5月以前に建てられたものは旧耐震基準(震度5くらいでも耐えられる)、1981年6月以降に建てられたものは新耐震基準(震度7くらいでも全壊はせず耐えられる)で建てられているので、古くても1981年6月以降の物件が望ましいです。ただし物件のメンテナンス状況によって変わってくるので、やはり築年数は新しい方が良いでしょう。手抜き工事会社じゃなければ。
こだわり条件
ここまでは賃料や建物全体や部屋全体の情報でした。ここからは部屋内部、実際に自分が住むのにあたって直接利用したり便利・不便が変わってくるものになります。
位置:2階以上や角部屋かなど。
バス・トイレ:バス(お風呂)とトイレが別々か、お風呂は追い焚き機能付きかなど指定。個人的にはバストイレ別じゃないと不便です。
セキュリティ:オートロックやインターホン、防犯カメラの有無など。
冷暖房:エアコン、床暖房など。意外とエアコン無い部屋も存在します。もちろんあった方が良い。
設備・サービス:エレベーター、バリアフリー、ロフト付きなど。室内洗濯機置き場はあった方が良いです。独立洗面台は好みですが、女性の方は合った方が良いと思います。
通信:インターネット接続可か、BSアンテナ付きかなど。
駐車場・駐輪場:駐車場代が無料と毎月別途かかる場合があります。1台分は無料で2台目以降は有料というパターンもあります。
周辺環境:近くにどんな施設があるか。スーパーやコンビニ、学校や病院など。
その他
あとは細々と、その不動産会社によって色々と検索条件があります。
「初めての部屋探しのポイント」まとめ
一人暮らしが初めてや初心者の方向けに、まずネットで調べてから不動産屋へ行く。お店に行った時のポイントがちょっとだけあって、物件の絞り込みに必要な情報って色々ありますよー、というお話でした。
細々と把握しておいた方が良いことがありますが、ここできっちり時間を掛けて選定した方が後々長く住む家の快適度が変わってくるので、頑張って調べましょう。引越しが終わるまでの色んな作業の中で物件探しが一番楽しい時間だと思います。充分迷って悩んで楽しんでください。
次は物件を選定する際に非常に大事な内見について書きたいと思います。