【新型コロナ】茨城県の医療や現状は?流入を防ぐには?

健康に関する事

こんにちは、阿木人です。

全国で緊急事態宣言が出ています。茨城は更に特定警戒都道府県です。

昨日今日は土日だったのですが、皆さんの周りの人出はどうだったでしょうか?土曜の関東は天候が悪かったのであまり人出は無かった…と思いきや、テレビではパチンコ店へ来店する他県ナンバーのニュースをやっていました。

わざわざ茨城に遊びに来ている」人がいるんですね。緊急事態宣言が出たにも関わらず。

「あなたのその一時の遊び・外出って、本当に必要ですか?あなた自身や家族が死ぬ可能性が高まっても、それでも遊びたいんですか?」
「間接的に人を殺す可能性があるんですが、それでも遊びたいんですか?」

と言いたい。


本ブログで何回か茨城の新型コロナ関連の記事を書いていますが、今日は茨城の医療資源や近隣他県との現状を少し書いてみたいと思います。

※記事内でちょこちょこ引用があったりしますが、各々で一次情報をちゃんと確認して下さいね。

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茨城県は特定警戒都道府県

まず軽く現状確認からです。

緊急事態宣言が全国に出て、知事が法的根拠のある外出自粛要請が可能になっています。

そして現在茨城県は緊急事態宣言が出ている、かつ、特定警戒都道府県です。


特定警戒都道府県 」って何ぞや?

東京、大阪など7都府県は始めに緊急事態宣言が出ましたが、特定警戒都道府県として追加された6道府県(北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府)を合わせての13都道府県が特定警戒都道府県とされました。特に重点的な対策を進める、という事の様ですね。

(参考)《新型コロナ》全国に緊急事態宣言 茨城県「特定警戒」


全国に緊急事態宣言が出たため、何となく印象が薄まってしまったかも知れませんが、茨城県は特に「対策を進めないと非常にマズい」状況という事です。

何がマズいの?というのを考えると、医療崩壊ですよね。

崩壊の前に、今の茨城の医療資源ってどんな感じ?というのを次で確認します。

茨城県の病院と医師数・全国との比較

むかーし何かの小説で読んだのですが「茨城は医療の暗黒大陸」という様な一節がありました。

何となく頭の片隅に残っていたんですが、本当かどうか折角の機会なので調べてみる事に。

という訳で、日本医師会が出しているデータを見つけました。
→(参考)茨城県|地域医療情報システム(日本医師会) – JMAP

これによりますと、人口10万人あたりの数が下表の様になります。
(近場で来県しやすい千葉、埼玉、東京も確認)
(茨城が全国平均以下の場合赤文字にしてあります)

茨城県千葉県埼玉県東京都全国平均
一般診療所49.6154.4653.7892.4471.57
病院6.074.724.844.796.65

一般診療所・病院の数が全国平均よりも少ないですね。それだけ患者が一か所に集まり易いので、クラスターが発生しやすいと言えるのかも知れません。

しかし!施設数も大事ですが、どれくらいの病床数(施設規模)があるのかも見てみます。

10万人あたりの病床数は

茨城県千葉県埼玉県東京都全国平均
一般診療所病床57.4239.4237.5830.5273.45
病院病床1066.52964.49876.94946.801216.46
病院病床のうち、結核・感染症病床4.392.362.663.774.73

・・・あれ、病床数も全国平均より少ないぞ。千葉、埼玉、東京よりマシですが、院内感染が発生した場合病床数の差も直ぐ吹っ飛ぶびますし・・・病院の数もベッドも少ないと言えそうです。

ですがお医者さんの数も大事!!軽症者とかは自宅・ホテル・別施設で過ごす事になるっぽいので、医師数を見てみましょう。

どんなにベッドがあっても、診れくれるお医者さんがいなければ意味が無いですしね。

で、10万人あたりの医師数は

茨城県千葉県埼玉県東京都全国平均
医師189.99193.78178.96328.31246.00
歯科医師68.0882.6273.86130.4683.97
薬剤師96.4799.9699.48153.43111.74

・・・

・・・・・・

やっぱり全国平均以下です。

ていうか、やはり東京はお医者さん、沢山いるんですね。

結論。 茨城は医療のリソースが足りない 。

茨城は「(全国平均よりも)病院の数が少なく・ベッドも少なく・医師も少ない」と、このデータからは言えます。

つまり「院内感染が発生しやすく(病院数が少ない)、今後ベッドが埋まっている可能性があり(ベッドが少ない)、症状が出て苦しいのに医者があんまり診てくれない(医師が少ない)」という事が、全国平均よりも起こり易いんですね。

新型コロナでは、先日30代の男性が死亡というニュースもありました。若いから、基礎疾患が特にないからと言っても決して安心は出来ません。

茨城県の新型コロナの陽性確認者数・死亡数

4月18日時点です。県内の新型コロナ陽性確認者数は、

135人です。

死亡数は5人。

退院した方の人数は15人です。

茨城県内で初めて陽性になった方が確認されたのは3月17日です。もう一か月ほど前ですね。

その後3月末まではぽつぽつと確認され、3月末~今日に至るまでは毎日(4月8日のみ例外)陽性確認の方の情報が出て増えてきました。

仮にですが、感染者1人が3人に1週間で感染させた場合、2週間後には135×3×3で1215人、3週間後には3645人になり、一か月後には1万人を突破します。

茨城県近隣の新型コロナの陽性確認者数

物理的に茨城に距離が近く、かつ感染者も増えている他都府県の陽性確認者数を見てみます。

東京都:2975人
神奈川県:752人
千葉県:664人
埼玉県:627人
※茨城県は135人

4月19日午前10時半時点までの数です。
(参考)都道府県別の感染者数(累計・NHKまとめ)

無症状の人もいますし、PCR検査では6割くらいの確率で陽性反応が出るみたいな話もあるので、検査が陰性だったとしても絶対安心な訳でもありません。

潜在的な感染者はもっといるはずです。

そんな人達が「緊急事態宣言が出ているのにも関わらず、他県に遊びに来ている」状況があります。

緊急事態宣言を成功させるには

感染症専門医の方が書いてくれているブログをたまに見るのですが、そこには今回の緊急事態宣言が失敗すれば、もう後は無いと書かれています。

緊急事態宣言は、日本が持ち得る最大のハンマー(積極的介入)です。

これが失敗すれば、おそらく我々にはもう後はないでしょう。

ハンマーが空振りに終われば、待っているのはイタリアやアメリカのようなオーバーシュートと医療崩壊です。

今まさに私たちはハンマーがハンマーたり得るかが試されています。

この緊急事態宣言という最後の切り札を決して無駄にしてはなりません。

私たちがすべきことは極めてシンプルです。

三密を避けて家で穏やかな日々を過ごしましょう。

厚生労働省クラスター対策班、そして最前線で戦う医療従事者からの心からのお願いです。

新型コロナの流行が抑えられるかどうかは私たち一人ひとりのこれからの心がけにかかっています。

忽那賢志/感染症専門医 「緊急事態宣言 私たちにできること」 ( https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200409-00172039/

専門の方が書いていますが、私の様な一般人でも非常に分かり易く書いて下さっているので、一通り目を通すのをおすすめします。


茨城は医療のリソースが足りないという話を上の方で書きましたが、そんな所に

茨城よりも医者や一般診療所が多い所から、わざわざ茨城に遊びに来ている」人がいるんですね。緊急事態宣言が出たにも関わらず。今は本当に来ないで下さい。

今後医療現場がきつくなってくると、今までは治療で治った怪我や病気などが治らず、最悪死亡するという事態もあり得ます。 コロナが原因では無くても。


という訳で、緊急事態宣言を成功させるにはどうすれば良いのか、いくつか考えてみました。

  1. 条例でも良いので、不要不急の外出をした場合の罰則を設ける
  2. 各店舗は客に身分証明書の提示を必ず求め、同県以外在住の方はお断りにする
  3. 各店舗は客に身分証明書の提示を必ず求め、同県以外在住の方の会計を超割り増しにする
  4. 各店舗は客に身分証明書の提示を必ず求め、利用客の身分証明書のコピーを保管する(行動の確認)
  5. ガソリンスタンドの制限(給油が必要な場合は理由身分証明書の提示&コピー)
  6. スマホナビの機能を制限する(知らない道は他県の人は来づらい)
  7. 高速道路各所で全て車のナンバーを控え、陽性確認された場合に所有車も確認し、つき合わせて行動追跡をする
  8. 必要な車両以外の高速道路利用停止か、金額の超割り増し
  9. とっとと休業補償の話をまとめる(結局補償がはっきりしないからだらだら店を開けざるを得ない)

素人がぱっと思い付いたのはこんな感じです。他にも色々浮かびますが、ここには書けない内容のものですね。きっと皆さんも何かしら浮かぶと思います。

まぁ実際は出来ない事の方が多いです。緊急時にのみ適用される法律、条令がもっと柔軟になると良いんですが…。


正直な所、段階を経て外出自粛要請とか緊急事態宣言とかを出したのが、一人ひとりの心理的には一番まずかったような気がします。「自粛疲れ」とか「在宅疲れ」なんて言葉を生み出す前に、一気に対応した方が良かったんでしょうね。

今回の疫病は今の所ショッキングな映像があまり無いので、何となくイメージしずらいのも宜しくない原因の一つですかね。エボラ出血熱とかだったら、きっと皆外出しないでしょう。


茨城は約10年程前、東日本大震災で被害を受けましたが、福島の原発、千葉の液状化などで、間の茨城の報道が少なかったという意見を多々みました。今回も茨城は何だか対応が微妙です。

茨城はさらに昔、東海村で臨界事故がありました。ずっと茨城に住んでいる人は覚えているでしょうか。その時は周りがみんな「外出したらマズい」とピリピリしていましたが、あんなピリピリ感が今は感じられない気がします。

まぁ放射性物質とコロナウィルスは違うんですけど、自分自身に影響がある可能性は遥かに新型コロナの方が高いんですよね。

まとめ

全国に緊急事態宣言が出ました。茨城県は更に特定警戒都道府県です。


各行政の長は、先々を推測して、何がいつまでにどれくらい必要になるかを事前にしっかり準備しておいて欲しい。

普段からのこまめな手洗い、うがい、体調を整えるなどの、他の病気にも対策となる基本的な衛生管理。これを引き続き行っていくのと同時に、不要不急の外出も避けましょう。

「3密を避ける」だけでは足りません。緊急事態宣言は「緊急事態」だから出すんですよね。

あなた自身や家族を守るためにも、不要な外出は避けましょう。そして今は茨城に不要な用事では来ないで下さい。