こんにちは。阿木人です。
ほぼ100均商品でやるベランダ家庭菜園です。
ベランダでパプリカを栽培してみましたが、今までは収穫までそれ程時間のかからないものばかりを育てていたので、パプリカは大変でした。
初めて育てましたが、まぁ手がかかる。
今後初めてみようかな、という人向けの初心者挑戦記録でもあります。何か参考になる事があれば幸いです。
という訳で、苗を植えてから約4か月間の記録をどうぞ。
パプリカってどんなもの?
ウィキペディアを見てみると
パプリカ(黄青椒、洪: paprika)はナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種。または香辛料のこと。カラーピーマンの一種であり、日本では肉厚で辛みが無く甘いCapsicum annuum ‘grossum’の品種を呼ぶ。
出典:wikipedia 「パプリカ」
との事です。
ピーマンにそっくりだけど、1つ1つが結構大きいものをよくスーパーで見かけます。
サラダに使う時などに見栄えも気にした切り方・盛り付け方をすると結構映える感じもしますよね。
加熱調理でも良いし、そのまま生でも食べれる。
日本だと、熊本、茨城、広島、宮城、山形などで生産されているそうです。
【100均ベランダ家庭菜園】パプリカの育て方~準備編~
では育て方です。ちなみに基本的には今回私が育てたやり方を書いていきます。
種から育てるのは物凄く大変だと思ったので、流石に苗は買いました。
今回育てたのはコレ!
「驚くほどたくさん収穫出来る!!」そうです。
スーパーで良く見かけるやつより小さめ。ピーマンとあまり変わらないサイズですが、黄色いパプリカが出来るらしい。
パプリカを育てるのに使った道具
ほとんどの物は、以前ベビーリーフや万能ねぎなどを育てた時に使った道具と同じで、「ほぼ100均商品のみでやるベランダ家庭菜園~道具セット編~」の記事でも紹介しているものです。
100均以外で揃えたものは以下の通り。
苗はともかく液体肥料は100均でも売ってはいますが、肥料はちゃんと良いものを使った方が育ちが良いと思います。
私がいつも使っているのはこれ。使い易いしおすすめ。
それから、パプリカは収穫までかなり長い時間がかかるので、どうしても虫が寄ってきます。
本当は使う予定は無かったのですが、途中で虫が付いてどうしようも無かったので栽培途中でスプレーも追加で買いました。
環境にもよりますが、おそらく必要になると思います。
プランターの準備
まずはプランターを用意します。私は道具類はとにかく100均で揃えられそうなら100均で揃えます。
ダイソーで見つけた「丸鉢8号」というサイズの丸い鉢を準備しました。
土が5.2リットル入るらしい。
※育ててから分かりましたが、ちょっとこのサイズだと小さいかも知れません。
もし今後始める人はもう1周りか2周り大きいものの方が良いです。
プランターにセットするものも100均で買ってきました。
ちょっと余計なものも写っていますが、「鉢底ネット」と「鉢底石」が必要です。
まずはこの鉢底ネットを鉢にセットします。
変な凹凸があったので、合うように鉢底ネットをハサミでカットしました。
まだこれだけだと土が下に流れ出てしまうので、鉢底石もセットします。
この上に土を被せていきます。
使う土はいつも通り、100均で買ったこれです。
ベビーリーフや万能ねぎを育てる時にも使いましたが、水に漬けると膨らんで、使い終わったら燃えるゴミとして出せる便利なやつです。(ただ、最近100均であまり見かけません…)
これを水に漬けて適当に混ぜて・・・
鉢底石の上へ入れていきます。
今回は苗を買って育てるので、苗が入る分のスペースを空けておきます。
苗を入れる分の中央をくぼませる感じですね。
プランターに苗をセット
プランターの準備が出来たので、次は苗の植え付けです。
バケツに水を張って、ポットごと入れます。
しっかり苗に水分を含ませる必要があるので、ひたひたになる位浸けました。
充分に吸水したら、鉢にセット。苗が入る分のスペースを空けたところに入れます。
ちょっと画像で分かり辛いかも知れませんが、水やりをした時に土が流れ出ない様に、苗の植え付け部分あたりをぐるっと一周軽く凹ませています。
こうしたら鉢の底から水が染み出る程度にたっぷりと水やりをしました。
ここまでセットしたのが2020年4月28日時点です。
【100均ベランダ家庭菜園】パプリカの育て方~成長の記録編~
ここから成長の記録を見ていきます。
GW頃、4月末に栽培を始めましたが、今年(2020年)は梅雨が長くて日照時間がかなり短かったため、梅雨明けまではかなり成長が遅かったように思います。
パプリカ栽培約2週間後、花が咲いた
それほど手入れらしい手入れはしませんでしたが、白い花を付けてくれました。
葉っぱの色も濃いし、順調です。
「結構早く育ってくれるんじゃない?」と思いました(フラグ)。
まだ苗が小さいので、倒れない様に支柱代わりに割りばしと麻ひもを使って主茎を支えました。
パプリカ栽培約5週間後、実が3つもついた
実が3つも生っていました。(この間に割りばし支柱は取っちゃいました)
まだまだ緑色で、パプリカは緑→黄→赤と段々色が変わっていくそうです。
※品種によって色はちょっと違って、今回私が育てたやつは多分赤くなりません。
本当は最初に生った実は摘果といって取った方が良いらしいのですが、初めてパプリカ作るし「まぁ良いか」とずぼらな性格も相まって、摘果はしませんでした。
なんて説明してますが、この日気付いた衝撃の事実!
虫が!
虫がおる!結構沢山!!
これまで違う野菜を育てた時の虫の処理は、つまんでアレしたり牛乳スプレーをしたりとしてきましたが、結構敵の数が多く小さくて、しかも牛乳スプレーがあまり効きませんでした。
あまり風が強い日は折れそうだったので室内に鉢ごと移動させたりします。移動が簡単なのはベランダ菜園の利点の一つですね。
しかし室内に虫をウェルカムしたくないです。
こんにゃろー・・・。
という訳で、冒頭でも説明したフマキラーの防虫スプレーを買ってきて使いました。
一週間後、虫は全然いなくなりました。
はぁ、一安心。
※写真は一週間後のものですが、あまり良く分かりませんね。もっとアップで撮れば良かった・・・。
パプリカ栽培約7週間後、実が大きくなってきた
段々と実が大きくなってきました。
ただ、最初に生った3つの実しかありません。
やっぱり摘果した方が良かったのかなぁ?と思いつつ、初めてだからとりあえず1つでも育ってくれれば良いや、と判断します。
パプリカ栽培約8週間後、もう1つ見つけた!
と思っていたら、その1週間後。この日は6月30日です。
上の方に小さいやつが1つありました。
まだまだ小さいが可愛い。
苗の植え付けが4月末だったので、この時点で大体2ヶ月経ちました。
パプリカって育てるの時間かかるんだな、と実感した頃です。
パプリカ栽培約9週間後、漸く色に変化が
1つだけですが漸くですよ、やっとパプリカの色が緑から黄色に変わってきました。
「これからどんどん色が変わっていって収穫出来るんだろうなぁ(フラグ)」
とワクワクしましたが、この時は7月上旬。
長ーい梅雨と、限りなく短い日照時間のせいで成長に陰りがみえてくるのです。
パプリカ栽培約14週間後、やっと収穫可能に
はい。いきなり1ヶ月ほど飛びました。8月上旬過ぎの写真です。
というのもですね、何だかあまり変化が無いので全然写真を撮って無かったんです。
この間の1ヶ月は大分長く感じました。
パプリカが新たに数個生るものの、色の変化もかなりゆっくりで、最初と2番目に生ったやつは虫にやられる始末。
やはり梅雨のせいで成長自体が多分遅かったと思います(摘果の事は忘れた。でも多分梅雨のせい。今年の夏はスーパーの野菜が高いですし)。
今年はミニトマトも育てているので、そちらの成長が楽しかったのもあります。
何だか葉っぱがしおしおしてますね?でも大丈夫。水やりをちゃんとすればこの通り(更に約1週間後)↓
このパプリカは緑から黄色になるだけっぽいので、これで食べました。
かなり時間がかかりましたね。
苦労した分美味しい気がします。
【ベランダ家庭菜園】パプリカのまとめ
結局苗の植え付けから収穫まで3ヶ月ちょっとかかりました。
長い期間気に掛けないといけないので、収穫の喜びはひとしお。
少し家庭菜園に慣れてきた人には良いんのでは無いでしょうか。
葉っぱでも無く根菜でも無く、実がなるのを育てるのは見た目にも良いです。
もし次回作る事があったらもう少し大きいプランターを用意して、摘果もちゃんとやって、天候が良い事を願います。
家庭菜園をしてみたくて、でも虫は絶対に嫌!という方は水耕栽培機という選択肢もあります。ハーブやそこまで大きくない葉物野菜ならアリ。
室内のお洒落アイテムにもなりますね。
家庭菜園初心者の人にはベビーリーフが簡単でおすすめです。
このパプリカと同じ年に育てた大葉しそ。