※この記事を読むとカレーが食べたくなると思うので注意して下さい。
こんにちは、阿木人です。
あなたは普段料理しますか?カレーって作れますか?
日本人なら大多数の人が好きであろうカレー。
実はカレーを作る時に必要なもの・工程を考えると、料理の基本が分かるし鍛えられるんです。
失敗もし辛いですしね。
料理をほとんどした事が無い人、カレーを作った事が無い人、「自分はできているよね・・・?」「ちゃんと自炊しなきゃな」と、ちょっとでも気になった人は参考にしてみて下さいね。
カレー作りで一体何が学べるの?
カレーを作ると、以下のことが学べます。
- 必要な材料の相場感覚
- 野菜の扱い、切り方
- 「炒める」「煮る」という調理技術(作り方によっては「揚げる」も)
- レンジは便利という事
- 余った時間で洗い物をする事
- カレーは常に美味しいという事
- カレー作りからの派生料理
作る事自体は難しくないので、小学生の校外学習なんかでも作ったりしますよね。
【前提】料理の基本を学ぶにはカレー作りが最適
まず前提として、この記事でのカレー作りは以下のものを想定しています。
- 道具、材料は一般家庭で手に入る普通なもの(特殊な道具や高価な食材は使わない)
- あくまで日常的に何度も作る事を想定
- 具材は「お肉・じゃがいも・人参・玉ねぎ」
- カレールーはスーパーで簡単に手に入る市販のものを使う
住んでいる地方やお家によって、具材など多少の違いはあると思いますが、よくテレビCMなんかで見るような上記のカレーを想定します。
あくまで「日常的に何度も・費用をかけずに・手軽に」作るカレー、というのがポイントです。
【道具編】料理の基本を学ぶにはカレー作りが最適
まず道具からです。
ここではまだ最低限の確認レベルです。
カレーを作る際に必須な道具といえば
- まな板
- 包丁
- 鍋
- コンロ
- 菜箸・木べら・お玉など、具材を混ぜるのに使う道具
- 炊飯器
ですね。
流石にこれらの道具が無いという家はあまり無いと思いますが、ちゃんと綺麗な状態に保てているかは一つのポイントです。
必須ではないけれどあると便利なのが以下の4つ。
- フライパン
- 電子レンジ
- 給湯ポット
- ピーラー
実は鍋によっては具材を炒めるのがやり辛かったりするので、そんな時はフライパンで具材を炒めてしまう方が楽だったりします。
電子レンジは野菜に熱を通すのに使います。時短になるので便利です。
給湯ポットも時短用です。コンロで水から火にかけるより、給湯ポットでお湯沸かして使った方が時短になります。
ピーラーはじゃがいも、人参の皮むき用ですね。無くても包丁で可能です。
この辺、家にどれか1つでも無いという場合は「あまり料理しないのかな?」と判断できます。
【材料編】料理の基本を学ぶにはカレー作りが最適
材料編です。
カレー作りの材料として必要なものとしては
- お肉
- じゃがいも
- 人参
- 玉ねぎ
- カレールー
- お米
が必須で、これらをスーパーで買ってくる必要があります。
材料を揃える上で、「食材の管理」「金銭感覚」あたりが鍛えられます(家計のやりくりも家事では大事ですよね)。
じゃあこれでどう判断するかですが、不安なパターンを以下に書き出してみます。
安心できるパターンはこの逆ですね。
全然料理をしない人・お金を気にしない人は、完全に相場違いの材料を買ってきたりします。
お店や時期によって価格は多少変動しますが、「大体この金額位までなら許容範囲」という基準がないからです。
実家暮らしで買い物をしてこなかった、一人暮らしを始めてあまり期間が経っていない、という人は結構当てはまるかも知れません。
なので、普段使いのスーパーでよく買うものに関しては相場感覚を掴んでおきましょう。
また、普段料理をしない場合はそもそも材料のストックが何一つ無い時もあります。
なるべく自炊した方が出費が抑えられるし健康的なものを食べれます。
(余談)
ちなみに玉ねぎはかなり多くの料理に使える万能野菜なので、安い時を狙って買い置きしておくと便利です。
私が初めて一人暮らしを始めた頃、「肉って意外と安くて、野菜は高い」「玉ねぎが便利過ぎる」という事に気が付きました。
分かる人多いと思います。
【調理編】カレー作りの実例
調理編です。
ここでは、「調理技術」「自炊力」「手際の良さ」などが問われます。
と言っても、それ程難しい話では無く、本当に基本中の基本レベルのものです。
それでも知らない人にとっては分からない事もあると思うので、私がいつも作っている時の手順で説明してみますね。
大体以下の8つの手順で作っています。
- 給湯ポットでお湯を沸かす
- じゃがいも、人参を切る
- じゃがいも、人参を電子レンジでチン
- 玉ねぎを切る
- 肉をフライパンで炒める
- 鍋に肉と野菜、お湯を入れて煮込む
- 火を止めてカレールーを入れて混ぜる
- 再び煮込む
何故この順番なのかと、各手順の内容をもう少し詳しく見ていきます。
※お米は最初に炊きます。…炊飯の仕方は流石に割愛します。
給湯ポットでお湯を沸かす(1/8)
最初にお湯を沸かすのは、各材料の準備が出来たらお湯ですぐ煮込みたいからです。
時短の為ですね。
※本当はレンチンと同じタイミングでやりたいのですが、ブレーカーが落ちる事がたまにあるので、レンジと給湯ポットは別で起動させてます。
じゃがいも、人参を切る(2/8)
じゃがいも、人参の皮をむいて切ります。
皮むきは大体いつもピーラーを使ってますが、包丁でも可。
じゃがいもの芽は毒なので、あれば取り除いて乱切りにします。
※煮崩れが気になる人は面取りもします
野菜の切り方には色々種類がありますが、全然料理をしない人はその種類を知りません。
他の料理でも使う基本なので、野菜の切り方は覚えておくと良いですよ。
じゃがいも、人参を電子レンジでチン(3/8)
乱切りした野菜を、時短の為レンチンします。
私はいつも、じゃがいも中3、人参中1くらいの量を600Wで4分半~5分程度チンしています。
玉ねぎを切る(4/8)
レンチンをしている間に玉ねぎを切ります。
私はいつもちょっと大きめなくし切りです。
肉をフライパンで炒める(5/8)
サラダ油をフライパンにひいて、肉を炒めます。
うちの鍋は肉を炒めると鍋底にくっ付き易いので、フライパンで炒めてます。
更に、鍋よりもフライパンの方が面積が大きくて炒めやすいです。
同じ様な方がいる場合は、フライパンおすすめです。
鍋に肉と野菜、お湯を入れて煮込む(6/8)
お肉を炒める頃にはぼちぼちレンチンが終わっているので、炒めた肉とレンチンしたじゃがいも・人参、くし切りにした玉ねぎを鍋に入れます。
具材が被るくらいに沸かしたお湯を入れてちょっと煮ます。
玉ねぎ以外は熱が通っているので、それ程時間を掛けません。
大体この辺で、使った道具を洗います。
火を止めてカレールーを入れて混ぜる(7/8)
適当に煮たら、火を止めてルーを入れ混ぜます。
このとき早くルーを溶かしたい場合は、洗い物の前に包丁で細かくみじん切りにしておきます。
再び煮込む(8/8)
ルーが溶けたら再び煮込みます。
と言っても、ルーを溶かした時点で食べれる位になっていると思うので、じゃがいもや玉ねぎが食べれそうだったらもう完成です。
美味しく頂きましょう。
【おまけ】カレー作りからの派生料理
カレー作りに慣れてきたら、派生料理も覚えましょう。
ルーを入れる直前の段階から派生できる簡単な料理が2つあります。
それが「シチュー」と「肉じゃが」です。
シチューにする場合は、カレールーじゃなくてシチューの素(ルータイプと顆粒タイプがある)を入れて、牛乳を足すだけです。
簡単。
肉じゃがの場合は白滝や絹さやがあった方が良いですが、これもルーを入れる前までだったらカレーから変更できます。
醤油・みりん・砂糖・酒などがあれば作れます。
カレー作りさえ覚えてしまえば、あとは簡単に他の2つの料理も作れるようになるので嬉しいですね。
まとめ
「料理の基本を学ぶにはカレー作りが最適」と題して、色々見てきました。
カレーの材料を準備する時に学べる事として、「食材の管理」「金銭感覚」「相場感覚」がありました。
- 普段使いのスーパーで、よく使うお肉や野菜の相場を知っておく
- 野菜は結構長持ちするので、その日必要じゃなくても安ければ買っておく
- ただし無駄にすると全損なので、痛む前には使いきる事
- 玉ねぎはカレーだけじゃなく色々使えるので非常に便利
更に、実際にカレーを調理してみると、色んな事を知らないと作れない事が分かったと思います。
- 時短テクが存在する
- 同時並行で進める手順があるか考える
- じゃがいも・人参の皮むき
- じゃがいもの芽は毒
- じゃがいもは煮崩れし易いので、気になる人は面取りもする
- レンジは便利
- 玉ねぎは切る方向があるので、できないと恥ずかしい時がくるかも
- 野菜の切り方には色んな種類がある
- 肉は鍋よりフライパンで炒める方が楽
- ルーは細かく刻んだ方が早く溶ける
- カレーは美味しい
あまり料理をしてこなかったけど、これからは覚えたい!という方は、まずカレー作りから覚えてみるのはどうでしょうか。