屋外向け暑さ対策グッズのまとめ

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屋外向けの暑さ対策グッズを紹介します。

毎年梅雨頃から、非常に蒸し暑くて大変ですよね。
私は屋外での仕事をしているので暑さ対策は必須です。
今まで色々なものを試してきたので、使ってみて便利だったグッズや微妙だったもの、気になるものを紹介してみたいと思います。

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暑さ対策の基本知識とやりがちなミス

まずは知識から。ここは大した事書いて無いので、飛ばしても大丈夫です。
細かすぎる説明はせずに最低限知っておいた方が良い知識だけさらっと書いてみます。

気温と湿度

人が暑さを感じたり実際に体温が上がる要因としては、大きく2つ、気温と湿度があります
気温は高ければ暑いというのは当然ですが湿度も重要です。
そこまで気温が高くなくても湿度が高いと汗が蒸発しづらく、結果身体の温度が上がるそうです。
なので、暑さ対策としては身体を冷やすのと湿度も考えに入れなければなりません。
自作簡易クーラーとして発泡スチロールに氷を入れて扇風機で涼風を送る、なんてのもあったりしますが、湿度の面から言うと良くありません。

身体を直ぐに冷やせる箇所

一般的に、太い血管が通っている所、首横の頸動脈や脇の下、足の付け根などを冷やすと良いと言われています。
最近はそれに加えて、手のひらや足の裏などを冷やすのも効果があるそうです。
ただし、手のひらや足裏を氷水などのあまりに冷たいもので冷やすと逆効果らしいので注意しましょう。ひんやりして気持ちいいなと感じる、15度程度の温度で冷やすのが良いそうです。

屋外向け暑さ対策グッズ色々

ではここから本題。
色々な屋外向けの暑さ対策グッズを見ていきます。
大きく2つ、非電動と電動式で分けてみます。
基本的に非電動のものは安く使える、電動式はコストはかかるけれど効果が高いもの、というイメージです。

まずはざっくりリストで挙げて、あとからある程度細かく見ていきます。

非電動の暑さ対策グッズ
  • 氷、保冷剤
  • うちわ(扇子)
  • 日傘
  • すだれ&打ち水
  • 水で濡らすと冷たくなるタオル
  • ネッククーラー類(非電動)
  • 衣服類
  • ジーアポット

電動式(モバイルバッテリーなど利用)の暑さ対策グッズ
  • 扇風機類
  • ハンディ扇風機
  • ネックファン
  • 腰掛け扇風機
  • ネッククーラー
  • 空調服
  • 水冷服


などがあります。

以下、一つずつ見ていきます。

非電動の暑さ対策グッズ

氷、保冷剤

昔ながらの暑さ対策。コスパ最強。
氷や保冷剤を使って身体を冷やします。
基本知識の所で紹介した通り、身体を効率的に冷やしやすい頸動脈、脇下、足の付け根などに当てると良いでしょう。その際は、冷やし過ぎない様にタオルなどでくるむと良いです。
冷蔵庫で凍らせておけば気軽に使える事、コストも安いのがメリットです。

ペットボトルに水を入れて凍らせておけば結構長く保冷してくれる上、溶けたら冷水として飲めるのも良い。

保冷剤の注意点
たまに「保冷力最強!」みたいなものが売ってますが、商品説明を良く読みましょう。中には、保冷剤が凍る温度がかなり低くて(=融点が低い(マイナス○○度とか))、いつまでたっても家庭用冷凍庫で凍らない…といった商品もあります。そういうタイプの保冷剤は他のものを一気に冷やすのには良いですが、気温が高いと直ぐに溶けてしまい、冷たさの持続性は悪いです。凍る温度が低いという事は、溶ける時も低めの温度で溶け始めるという事。保冷剤では、良く冷えるのと長持ちするというのは両立しません。

うちわ(扇子)

100均でも売っているグッズ。個人的にはうちわより扇子の方がおすすめです。小さく出来て鞄に入れたり持ち歩きがし易いので。

水筒のケースにうまい事収納できると更に便利。

日傘

地味に優秀。直射日光を遮るのは大事。

欠点は折り畳み式でも少し持ち歩きが面倒なのと、片手が塞がる事。あと男性はまだまだ使いづらい雰囲気。

すだれ&打ち水

日本古来の暑さ対策。日陰を作るプラス程よい隙間で風も通る。風がある程度あるなら、すだれに水をかけると気化熱で涼しくなるので効果的です。打ち水みたいなものですね。

持ち歩きが厳しいのがデメリット

水で濡らすと冷たくなるタオル

水で濡らしてから振ると冷たくなるタオルです。
気化熱を利用した仕組み。

手軽さはピカイチ

水さえあれば冷たくなりますが、一瞬といえば一瞬。濡らしたまま首に巻くと湿度でその内暑苦しくもなります。
ただし、濡らした上で風を当て続ける事が出来ればかなりのパワーを発揮します。

普通のタオルしか使った事が無い人は、是非一度使ってみて欲しいです。

ネッククーラー類(非電動)

「ネッククーラー」というと、今は色んな種類がありますが、この項目では非電動のものを(後で電動式のも紹介します)。とりあえず3つ紹介。3つとも使った事ありますが、効果は薄い。


1.上記の水で濡らすタオルと同じ様な素材で首に巻ける様にしたもの。気化熱利用。水で濡らして使うが、濡らした直後以外は直ぐに蒸し暑くなるのでおすすめしません。弱い風が当たり続けるならアリ。


2.水で濡らすと中身のポリマーが水を吸って膨らみ、それが段々気化熱で小さくなるやつ。これも効果は薄く、無いよりマシかも?程度。付けた直後だけは冷たいが、直ぐに首元が蒸してくる。弱い風が当たり続けるならアリ。

3.最近流行りだした、〇〇度以下で凍るというネッククーラー。中にPCM素材という、22度とか、24度とかで凍る物質が入っています。
もし買うなら28度以下で凍るタイプがおすすめ。凍る温度が低いという事は、溶ける温度も低いので暑い日はあっと言う間に溶けてしまうからです。無いよりマシ程度だけど手軽と言えば手軽。

ちなみに中の素材(PCM素材)が火に弱いらしく、火の近くでは取り扱いに注意。

非電動のネッククーラー類は無いよりマシ程度に捉えて、期待しすぎない方が良いです。

衣服類

衣服類は色々種類があります。きちんとものを選べば結構効果的。
身に付けるだけで良いので、気軽に使えて良いです。

普通の帽子、麦わら帽子、冷感キャップ、帽子やヘルメットの中に着けるインナーキャップ、首の後ろを直射日光から守れるやつなど。
普通の帽子よりは接触冷感タイプの帽子が良い。

麦わら帽子は通気性がそこそこあり日陰も多少作れます。そのまま被るよりインナーキャップ的なものを併用すると良いです。

冷感インナーなど、汗の気化熱でかなり涼しくなるもの。汗や水で濡れた状態で扇風機などで風を当てるとかなり涼しい。私は夏場のインナーとしては必須で使っています。

ズボン

これもワークマンなどでアイスパンツ、冷感パンツなどの名称で売っています。夏場必須。遮熱+接触冷感機能があると、普通のズボンに比べ違いが直ぐに分かります。

その他

「ジーアポット」
ちょっと特殊ですが、面白いので紹介。
災害時の冷蔵庫代わりなどに使えるかもですが、高温多湿の日本では効果が薄いかも。

二重ポット式冷蔵庫:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小まとめ

非電動の暑さ対策グッズを色々紹介しましたが、結局は

  • 直射日光を避ける
  • 風(+気化熱)を使って涼しくする

にほぼ分けられます。

個人的には、接触冷感タイプの衣服類を身に着けて、「タオル+凍らせたペットボトルか氷水入りの水筒+扇子」が夏場の最低標準装備です。

更に暑さ対策をする場合、やはり動力が必要な電動式のグッズを使います。

電動式(モバイルバッテリーなど利用)の暑さ対策グッズ

続いては電動式のもの。
非電動よりコストが高くつきますが、効果が高いものが多いです。

基本的にはモバイルバッテリーを使います。一部、その商品の専用バッテリーを使うものも。

扇風機類

扇風機も色々と種類があります。

ハンディ扇風機

バッテリー付きで充電して使うタイプ。モバイルバッテリー代わりになるものも。持ち歩きに便利。
私がここ数年で買った、夏場に使う家電の中で1番活躍してるかも
顔や首、腕や服の中など、本体が小さい為ピンポイントで風を当てられます。欠点は片手が塞がる事ですが、自立出来るタイプを選べば、机の上や平らな所に置いて手放しで使えたりも。
ペルチェ素子付きのハンディ扇風機もあるので、新しい物好きにはおすすめ。ハンディ扇風機+もう一機能欲しい方に。

注意点として、充電式は大概リチウムイオン電池を使っているので、夏場の車内には絶対に放置しない様に。最悪爆発します。

暑さ対策とは違いますが、料理など、調理後に冷蔵庫に入れたいけど熱いからすぐ入れられないものとかに風を当てて冷やしたり出来るのでおすすめ。

とにかく色んな場所で手軽に使えるのが便利過ぎる。外でも家の中でも使い易く汎用性が高いので、まだ持っていない人は一つ持っておいた方が絶対良いです。

ネックファン

ハンディ扇風機の欠点、片手が塞がるというのを解決したアイテム。ただし風が当たるのは顔のみ。
移動時に片手を塞ぎたく無い人はネックファンを使うと良いです。
髪の長い人は巻き込み防止タイプを選びましょう。
これもペルチェ素子付きタイプがありますが、首の真裏を冷やすタイプはあまりおすすめしません(身体が冷えたと勘違いして発汗が抑制されて余計体温が上がる為)。ペルチェ素子のプレート付きで冷やすなら首の横、頸動脈の所が良いと思います。

耳元に近いので、人によっては音が気になるかも。

2023年に出た、これまであまり見かけなかった形のやつを貼っておきます。ネックファン+ペルチェみたいです。

腰掛け扇風機

ベルトに付けて服の中に風を通す、というコンセプトの扇風機。空調服はちょっと…みたいな方が使うと思います。
ベルトに付けなくても、置いて使ったり首元から下げて使えるタイプも。
吸気口を塞いではいけないのと、腰に付けた扇風機から首元(又は袖口)まで風が抜ける様な服装じゃないと効果が薄い。
1番の欠点はファンの音がうるさい事。
強者は2個使いするそうです。

気にはなって色々調べた時もありますが、ハンディ扇風機持ってるし先に空調服を手に入れてしまったので、これは実際に使った事は無いです。

ネッククーラー

非電動の所でもいくつか紹介しましたが、こちらはバッテリーを利用してペルチェ素子で冷やすタイプ。
水で濡らして風+気化熱で冷やすのでは無く、物理的に冷えます。そこそこ冷えてる缶を首に当てる感じ。
冷えるプレートの反対側はその分熱くなるので、それを冷やすために小型のファンが回ります。でもかなり静音なので、それ程音は気になりません。ファンの排気口は塞がないようにしましょう。
サンコーのネッククーラーevoかネッククーラーslimがおすすめ。

私はネッククーラーevoを持っています(専用バッテリーもありますが、別途モバイルバッテリーも用意した方が良い)。

空調服

ここ数年でどんどん流行している空調服。一度使ったら空調服の無い夏はもう耐えられない、といった声も。私も実際使っていますがおすすめです。
街中でもっと気軽に使えるようになって欲しい。
適当に選ぶと失敗する可能性があるので、知っておいた方が良い基礎知識やおすすめ商品など、別記事にまとめました。

国内の有名メーカーの性能が良いものだと、バートルという会社のエアークラフト、という商品が良いそうです。

水冷服

最近は水冷服というのも登場しました。
空調服の欠点である「外気温が高すぎると効果が弱い(又は逆効果)」という点を解消したアイテム。
服の中に水を通すチューブがあり、ポンプでチューブ内に冷水を巡らせて身体を冷やします。これなら外が暑くても大丈夫。
あと空調服のファンって結構音がしますが、水冷服はポンプを稼働させる位なので静音性もあります。
欠点は、持続時間が短い点。凍らせたペットボトルを使いますが(裸の氷でもOK)、真夏だと1〜2時間で溶けてしまうそうです。凍ったペットボトルをちょくちょく交換できる環境であれば最強との事。

もう少し改良されて持続時間が長くなれば空調服を過去の物に出来るポテンシャルはあると思います。

小まとめ

電動式のものは、今の所「風を送る・ペルチェ素子を利用する・水冷」といった感じです。

非電動よりも楽になったり明らかに効果が高いものも多いので、色々検討してみて下さい。

まとめ

最後にまとめです。

屋外向けの暑さ対策グッズとして色々紹介してきました。

大別して、

  • 直射日光を防ぐ
  • 接触冷感素材を使う
  • 風(+水)を利用して涼しくする
  • ペルチェ素子を利用する

この4つですね。

コストや汎用性、手軽さなどを考慮した個人的なおすすめは、

「接触冷感の衣類を身に着け」、「タオル+凍らせたペットボトルか氷水入りの水筒+扇子(またはハンディ扇風機)」を用意しつつ、更に「空調服(+保冷剤)を身に着ける」です。

個人差や環境によって使えるもの、使えないものも変わってくると思うので、本記事が何か一つでも参考になれば幸いです。